顔と手の見た目年齢差を埋めるためにできること
近年では女性の年齢を知りたい時、「顔を見るより手を見よ」という言葉も耳にします。
顔はメイクやスキンケアでかなり若見えが可能な時代となりました。人々の意識もやっぱり第一印象の顔に行きがちです。
しかし、手のエイジングケアを怠る女性は少なからずおり、私もその1人であります。
30代からは顔のケアばかりに夢中で、若く見えるとお世辞を言われては満足していました。
若く見えると言われて困ったのは、老けまくった手が出せなかったことです。
若いと言われれば言われるほど、手が出せなくなります。
実年齢がバレた時に相手の驚きが大きく、急に敬語で話されたこともありました。
手はかなり老けており、現在40代後半ですが50代にも見えます。
必死にハンドクリームをぬり、寝る時は綿の手袋で保湿してもシワシワヨレヨレは治りません。
ここまで来たら次なるエイジングハンドケアを考えないと老けた手は変わらないと気付きます。
そこで、顔と同じように手にヒアルロン酸とコラーゲンの原液をぬって手のエイジングケアがスタート。
顔でけっこう手応えを感じていたので、これは老けた手が若返るのではと期待しました。
もちろん就寝中の綿手袋も欠かしません。
その結果、期待とは裏腹に、意識すれば手の甲がしっとりしたかなぁという程度でした。
ヒアルロン酸やコラーゲンの原液は安くないのでショックでもあります。
この惨敗の原因を考えた時、ぬり方が悪かった事に気付きました。
シワシワの手をパーにして表面にぬったのでシワが伸びず、シワの中に原液が浸透できなかったのではと思ったのです。
次は手をグーにしたり手首を曲げて、シワというシワを伸ばしきって原液やハンドクリームをぬりました。
シワに原液とハンドクリームを埋め込むイメージです。
手首のシワも見逃せません。当たり前ですが手とつながっているので、手と同じようにケアが必要です。
私の手は手首も手も老けているので、特に注視しています。
普段、顔のケアは毎朝コラーゲンとヒアルロン酸を含むシートマスクをしているので、顔からはがしたシートマスクで手から手首もぬって美容液はわずかでも無駄にしません。
もう1つ見逃してならないのが爪本体と、皮膚と爪の境界線です。私はここで失敗しました。
皮膚と爪の境界線は段差になっているので意識的に塗り込まないと原液もハンドクリームもぬれず終いになってしまいます。
手のエイジングケアを始めた時、なぜここだけ黒ずんでいるのだろうと思っていました。
自らのケアを見直した時、何もぬれていない事に気付いたのです。
爪もクリーム類で保湿しないと艶がなくなり、表面がめくれて老け込みます。
皮膚や爪は体内のタンパク質が不足しても老けるので、食生活でタンパク質摂取も意識しました。
また、首や肩の凝りによって血流が悪くなると手も老けて見えます。
血流量アップ目的で首肩まわりのストレッチもしました。
挙手のように両手を高く上げ、じゃんけんのグーパーを繰り返すだけでもドス黒かった手の黒みが抜けて若見えすることもあります。
このように外面だけでなく内面からのケアも重ねることによって、少しずつ老けまくりの手が若返ることに気付きました。
原液はコラーゲンやヒアルロン酸だけでなく、プラセンタもエイジングに良いのですが、あいにく私はプラセンタが合わないようで、痒くなるので使用していません。
1つ1つのケアは小さな事ですが、簡単です。
しかし怠ると老け込み、頑張るとシワが浅くなり、ふっくら若く感じます。
手のケアは顔より遅れても、少しずつ顔と手の落差、つまり見た目年齢差を埋めていけば大丈夫です。
いつかきっと人前でも自信を持って、余裕の気持ちで手を出せる日が来るでしょう。